同じ部署の課長がもうすぐ定年。正直、
能力のない人だったが、ゴリ押しで課長
になり、かつ課長らしい仕事をほとんど
せず(もう一人の課長がその分を担って
いた)会社を去っていく。私が入社した
頃から、その人はそこそこ給料がよく、
羽振りのいい話を聞いた。年功序列の恩
恵をまざまざと受けた最後の世代だと思う。
妻(派遣)の職場の話。仲の良い20代
と30代の男性がいるのだが、最近ふと
給料の話を聞いた。前者はまだ2年目と
かなので、ある程度安いのは仕方ない。
が、後者は、技術もあるし、仕事ができ
ないわけではないのに、めちゃくちゃ安
い。ほとんど差がないのだ。
先輩の待遇というのは、未来の自分。そ
の20代の子もきっと落ち込んだに違いない。
自分の話。
年功序列という言葉を刷り込まれ、年を
とるごとに給料が上がっていくと信じて
いた最後の世代。30も半ばくらいにな
り、本当に???とずっとなっていた。
なぜなら、ほとんど給料は変わらなかっ
たからだ。そんなときに出版された本が衝撃的だった。
「“35歳"を救え なぜ10年前の35歳より年収が200万円も低いのか」
タイトルで内容がわかるというね。大反
響のあった「NHKスペシャル」で紹介し
きれなかった部分も追加された話題作。
あーそうか…時代が変わったんだと。
(気づくのが遅い!)
時は流れ、40代に入り、しょっちゅう
ネットでも貼られている例の画像を見た。

「氷河期」という名は伊達ではないと思
った。真偽はともかく、それなりに調査
した結果なのだろうから、信ぴょう性は高いとは思う。
そして、さらにこれも有名なので、知っ
ている人も多いであろうJR社員の社員年齢構成。
私の世代は、ボリュームゾーンで人口が
多い。なのに、コレ。天下のJR様でこ
れなら、他の中小企業はお察しなのは言
うまでもない(ほんと「氷河期」という
名は、伊達じゃない…)
ま、なんとかやっていくしかないんだけどね… 。。。